PORTFOLIO

ペントハウスのオフィス

リノベーション
DATA
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LOCATION
東京都港区
OUTLINE
オフィス

現代美術作家のデザインオフィス。倉庫を事務所にしたり、アメリカ滞在時はロフトを住居に改造して住むなど、リノベーション経験豊富なお客様が東京でのオフィスに選んだのは、港区にある雑居ビルの最上階でした。

打ち合わせスペースは、仕切られているけど閉塞的にならない間仕切りとして、スチールフレームとガラスで造作。コの字型のパーティションはコーナーが開いており、そこから出入りできますが、見た目のアクセントになり、また、開ければデスクスペースとのつながりをより感じられるよう、ドアも取り付けました。打ち合わせスペースの内側の壁は、リクエストだった黒板壁にしています。

床はイエローのPタイル仕上げ。Pタイルやスチールサッシの無機質な素材との対比で、「どこかに木を入れたい」というリクエストは、天井を板貼りにして実現。これは天井にあった雨漏りのシミを覆い隠す目的もありました。屋上の防水は、ビルオーナー手配で施工してもらいました。

東京オリンピックによる開発のためビルの取り壊しが決まり、オフィスは移転してしまいましたが、「このオフィスのパーティションのようにしたい」と、さまざまなお客様の空間づくりの参考になっている事例です。

所在地:東京都港区
竣工年:ーー
リノベーション年:2010年
建物規模:鉄筋コンクリート造
構造:鉄筋コンクリート造
延床面積:46㎡
設計・施工:Drawer